「ひろしま社会起業支援サミット2010」
を開催しました!

・日時:2010年6月27日(日)
・場所:広島経済大学 立町キャンパス
 (市電「立町」からすぐ)

・参加費:無料

 当日の様子等がわかる「事業報告書」はこちらから!
hiroshimasocialsummit2010_report.pdf

2009年04月15日

社会起業家、及びその賛同者インタビュー! 〜第1回 広島アキハバラ塾 河口知明塾長〜

 「社会起業支援サミット2009 in広島」
 発起人の森です。

 このサミットを盛り上げる事前企画として、
 今回から、広島の社会起業家及び、
 社会起業家を支援したいと考えている方々の、
 インタビューを掲載していきます!



 記念すべき第一回は、
 起業家の支援事業を行っている
 「広島アキハバラ塾」の塾長にして、
 自らも、社会起業的な観点でまちおこしを行っている、

 河口知明塾長に、インタビューを行いました。

 Dsc03516.jpg


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−広島アキハバラ塾について教えてください。

 この塾は、広島市の秋葉市長の選挙公約によって、
 広島市の事業として始めました。

 秋葉市長の方針として、ICTを活用したビジネスの拡大と、
 もう一つ、社会起業家の育成が願われています。

 現在、メインスタッフは私含め2名で、
 市から補助金をもらってはいますが、
 1年後には、補助金をもらわなくても良いように、
 独立していきたいと思っています。

 活動としては、起業したい、あるいは事業を拡大したいと
 考えている人を塾生として、
 塾生たちにネット販売のやり方などを教えています。

 現状では、塾生たちから授業料をとってはいません。
 今後も、授業料をとって運営していくというよりは、
 塾生が独立してから、その利益の一部、5%くらいでしょうか。
 そのくらいの額をマージンとして
受け取る方式にしたいと思っています。
 
 一種の成功報酬制ですが、
 資本が少ない起業家たちの支援としては、
 この方式が理にかなっていると思っています。

 塾としても、100団体くらい指導して、
 それらの団体がある程度成功を収めれば、
 受け取るマージンも相当額になりますから、
 まさにWin-Winの関係ですね。


■LEDを使って町興し


−塾長は、さまざまな町興しも行っていると聞きましたが。

 そうですね。まず第一に、広島市安佐北区の小河内という地区で、
 LED(※1)を使った町興しを考えています。

 Dsc03523.jpg

 小河内は、人口600人ほどの、
 いわゆる「過疎」と呼ばれる地区です。

 こうした過疎地の町興しというと、
 ふつうは「農業」という視点で考えようとします。
 しかし、みんなと同じような事をしていては、
 特色ある町興しなどはできません。

 そこで、私が考えたのがLEDです。
 LEDは、太陽光発電と並ぶ、国が注目する最先端技術の1つです。
 私は、あえてLEDを使うことで、特色あるまちづくりを
 はじめたいと考えます。

 具体的には、境内の参道にLED照明を設置したり、
 LED照明を使用しての電照菊を栽培したりしています。

 幸い、小河内にはLEDを今まで実験をしている方がおります。
 また、ある程度ビジネスが軌道に乗ってきたら、
 取り付け工事の手伝い等で、
 少しでも雇用が創出できればと考えます。


■農業、過疎、NPOの共通点とは?


 私は、農業、過疎、NPOには、似た部分があると考えています。
 それは、

 「補助金頼りになりやすい」という点です。

 農業でも、減反政策では、作物を減らせば減らすほど、
 国から補助金が出る、そんな仕組みです。
 ですが、それで将来的に、日本の農業は活性化するでしょうか?

 過疎地域も、町興しなどで、
 何かと補助金を求めがちですが、
 一生補助金を受け取り続けるだけでは、
 本当の解決にはなりません。

 そういった意味では、NPOでも、
 補助金や助成金を受け取れなくなると、
 活動が停止してしまうNPOも多いと聞きます。
 しかし、それでは、NPOの存在意味がなくなってしまいます。

 様々な財政事情を考えると、
 今後は、「補助金がもらえないのが当たり前」の
 時代になると思っていますので、
 補助金頼りの運営は、限界が来ると考えています。


■上下町で金継ぎ(きんつぎ)教室


 第二に、私は府中市上下町で、
 金継ぎ(きんつぎ)の教室を行いました。

 金継ぎというのは、欠けてしまった陶器を、
 漆で接着し、その割れに沿って
 金を装飾していく修理方法のことです。

 Dsc03520.jpg

 上下町は、現在ではどちらかというと過疎地域に近いですが、
 江戸時代当時は、栄えた町でした。
 その影響で、骨董品がたくさん眠っている町なのです。

 最先端の技術だけではなくて、最近ではあまり顧みられない、
 そんな伝統技術を使用しての町興しも、
 非常に重要であると、思っています。


■アストラムラインにWi-Fiを取り付け


 第三に、広島市の交通網の一つである
 アストラムラインの車両に、
 Wi-Fi(※2)をとりつける事業もやっています。

 ともすると、こうしたシステムに関する作業は、
 十分な時間と費用をかけて、作業しますが、
 ICTの世界は、あっという間に技術が変わるので、
 完成した頃には、もう1世代古いシステムになっている、
 などということもあります。

 私たちは、最低限の無線LANセットを車両に取り付けることで、
 1両2000円程度の機材で、Wi-Fiが動作するようにしています。
 現在、実験的に8両のみで、動作実験を行っています。

 
 行政は、何かと100%のあ保障を求めますし、
 そうでないと動かないですが、
 私は、2割の成功確率があれば、チャレンジするようにしています。
 
 新幹線が数十億円かけてWi-Fiを付けましたが、
 こんなに価格が高いと
 数十年かけて償却が終わらなければ、
 最新の機材に変えれませんが
 アストラムラインのように安く出来れば、
 どんどん最新機器に載せかえられます。


■広島の社会起業家の発展を願って


 私は、2010年からの広島市の10年構想プランの立案、
 広島市基本構想審議会の審議委員として参加して
 この構想を作っています。

 その10年構想プランに、私は、
 「社会起業家の育成」を、
 一つの重点項目として、加えております、
 それが盛り込まれた構想になっています。

 社会の問題をビジネスの手法を用いて解決していく、
 そんな社会起業家には、

 何といっても、
 具体的な問題解決のためのビジネスプランが必要です。
 あとは、そのビジネスプランを用いて、
 いかにステークホルダー(利害関係者)との、
 Win-Winの関係を築いていけるかが、
 求められると考えています。

 私たち「広島アキハバラ塾」でも、
 そんな社会起業家の支援ができればと考えています。

 あとは、社会の問題解決を考える上で、
 結局は政治の問題を無視してはいけないと思っています。
 その意味では、若者の政治離れも、解決すべき問題の一つです。


−本日は、お忙しい中、本当にありがとうございました!
 

※1:LED

 LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)を直訳すると、
 「光を発生する半導体(ダイオード)」で、
 電気を流すと発光する半導体の一種です。
 蛍光体に続く、人類が手に入れた第4世代のあかりとして
 期待されています。


※2:Wi-Fi

 無線LANの標準規格である「IEEE 802.11a/IEEE 802.11b」の
 消費者への認知を深めるため、
 業界団体のWECAが名づけたブランド名。
 

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