「ひろしま社会起業支援サミット2010」
を開催しました!

・日時:2010年6月27日(日)
・場所:広島経済大学 立町キャンパス
 (市電「立町」からすぐ)

・参加費:無料

 当日の様子等がわかる「事業報告書」はこちらから!
hiroshimasocialsummit2010_report.pdf

2009年09月14日

社会起業家インタビュー! 〜興動館プロジェクト・インドネシア国際貢献プロジェクト〜

「社会起業支援サミット2009 in広島」
 発起人の森です。

 皆さんお待ちかね、社会起業家インタビューのコーナーです!

 今回は

「興動館プロジェクト・
インドネシア国際貢献プロジェクト」

 メンバーである工藤君に、インタビューを行いました。

 「興動館プロジェクト・
インドネシア国際貢献プロジェクト」は、
 サミットの活動プレゼンの参加団体の一つです!



 「ゼロから立ち上げる」

 広島経済大学・興動館では、
 このモットーをもとに、
 学生の様々なプロジェクトを支援しております。

 詳しくは、興動館のホームページをご覧下さい。

http://koudoukan.hue.ac.jp/about.html

 インドネシア国際貢献プロジェクトも、
 そんなプロジェクトの一つ。

 あいにく、サミット時には、
 ほとんどのメンバーが、
 インドネシアに出発していましたが、
 これまでのプロジェクト、
 今年やこれからのプロジェクトについて、
 工藤君から、その意気込みをうかがいました!

Dsc00146_pic.jpg
 

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■プロジェクト立ち上げに至るまで


−インドネシア国際貢献プロジェクトが
 立ち上がったきっかけについて、
 先輩方から、話を伺っていますか?


 最初は、インドネシアとの文化交流を、
 主体的に行うプロジェクトとして、
 立ち上げようとしていたと、
 先輩方から伺っています。

 しかし、ちょうどそのころ、
 2006年5月、インドネシアを、
 大きな地震が襲ったのです。


−ジャワ島中部地震(※1)ですね。


 そうです。

 この大地震により、インドネシアの各地で、
 甚大な被害が発生しました。

 広島経済大学の姉妹校である
 ガジャマダ大学も、その例外ではなかったのです。
 
 そのため、まずは、ガジャマダ大学を中心とした
 復興支援という形で、プロジェクトの母体が始まりました。
 募金を募って、現地で医薬品を購入し、
 緊急災害復興支援を実施しました。

 この後、問題になったのが

 「今後の復興支援のために、何ができるか?」

 「ビジネスや教育を通して、
  私たち学生にできることは何か?」


 まずは、経大の国際貢献の専門家の先生が
 現地での緊急災害復興支援時に、
 「今後学生が取り組めること」という観点で現地調査。

 その後、先生が絞り込んだ6つのカテゴリーのうち、
 先輩方が選んだカテゴリーが、

1.学校建設支援
2.子ども支援
3.ビジネス支援


 この3つになります。

 インドネシア支援のための、
 3つのカテゴリーに取り組むプロジェクト。
 インドネシア国際貢献プロジェクトが、
 このとき、本格的に誕生したのです。
 

■学校建設支援部


−まず、学校建設支援部について教えて下さい。


 学校建設支援部は、
 地震で倒壊した学校の修復、建設を、
 目的として始められました。


 2006年、1年目の時点では、
 小学校1棟の再建工事に取り組みました。

 先輩方が、現地の村人や職人と一緒に
 汗と泥にまみれながら建設作業に取り組んだことで、
 地元のマスコミにも注目され、
 その成果もあって、先輩方の帰国後も、
 再建工事は着実になされていきました。

 1年目の様子と成果は、
 ホームページにも紹介されています。

 2年目には、
 1年経過しても復興が進んでいない学校を建設したりと、
 その活動の輪を広げていきました。


■子ども支援部
 

−続いて、子ども支援部について教えて下さい。

 私が詳細を伺っているのは、
 昨年(2008年)のプロジェクトになります。

 1年目のプロジェクトについては、
 ホームページにも紹介されていますので、
 そちらをご覧下さい。

 昨年は、インドネシアの3つの都市、
 バリ、ジャカルタ、ジョグジャカルタで、
 様々な活動を行いました。

 バリでは、野球場建設の下準備を手伝ったり、
 平和教育を行いました。

 ヒロシマに住む私たちは、
 自分で考える以上に、他の国から見ると、
 「平和を伝える使者」として、
 見られるのだということを感じました。


 そうした使者の立場として、
 被爆者の体験談を、子どもたちに伝えていきました。

 ジャカルタでは、
 子どもたちとの運動会を行ったり、
 小さいうちからタバコを吸うとどうなるかを、
 模型を作って教育しました。

 ジョグジャカルタでも、
 タバコについての教育を実施したり、
 日本文化の紹介として、
 日本のお祭りを開催し盆踊りを行いました。

 今年は、ジョグジャカルタのみでの実施になります。


■ビジネス支援部の様子


−学校建設支援、子ども支援については、
 実施しているNGO、NPOも結構多いのですが、
 もう一つの「ビジネス支援部」は、
 特色あるプロジェクトのように思われます。
 
 これまで、どのような活動を行ってこられたかを、
 先輩から伺っている範囲で教えてください。



 1年目は、現地の商品を直接購入して、
 それを日本で販売する、

 というビジネスを行う予定でしたが、
 被災した企業を訪問している時、
 現地でオリジナル商品を発注できることがわかりました。

 ジャワ島中部地震によって、
 多くのインドネシアの中小企業で、
 施設の大部分が被災してしまい、
 地震以前の経営が難しくなっていました。

 そうした企業の復興支援のため、
 企業が作っていた各種製品を、
 私たちビジネス支援部が
 買い付けたのです。

 発注した製品は、
 ブレスレットなどの革製品、
 食器などの木製品、
 ハンディクラフトの携帯電話ケースや
 ランチョンマット。

 どの製品が売れ筋なのか、
 製造の容易さ、売れ筋とのバランスを考えて、
 もっとも良いのはどの商品かなど、

 インドネシアの学生と、先輩方とで
 会議して決めていきました。

 そうして発注した商品や購入した商品を、
 日本では、経大の売店で販売していきました。


−商品の売れ行きはいかがでしたか?

 販売後しばらくして、
 製品在庫はほぼなくなったと聞いています。


−2年目以降は、どのような点に留意して活動しましたか?

 2年目は、扱った商品は
 木工、皮、布製品が中心になりました。
 特徴的だったのは、先輩方が、
 自分たちで貿易について本格的に勉強した点。

 商品を、通常の貿易と同じように船便で日本に送付。
 日本では本格的な税関チェックも行い、
 通常の貿易の方法を再現しました。
 その分、費用もかさんだとのことですが(笑)

 商品は、経大だけではなく、
 フラワーフェスティバル等にも売店を出し、
 商品の販売方法を増やしました。

 3年目(昨年)は、商品にこだわり、
 革製のiPodケース等を現地で製作してもらいました。

 iPodの商品サイズも細かく測定し、
 製品の精度をチェックしていきました。

 今年は、私自身は現地には行けないのですが、
 ビジネス支援部全体として、

 事前に個人個人で商品や客層等についてリサーチを行い、
 その発表も実施して、プロジェクトに臨みます。
 
 そこで得た利益は、
 インドネシアの人々のために使う予定です。

 これまで、大学から資金を借り入れていましたが、
 今年以降、少しでもそのような
 借り入れをしなくてもいいように、
 ビジネスをレベルアップさせていきたいと考えています。


■ビジネスについての個人的な思い


−工藤君は、ビジネス支援部に入ったそうですが、
 なぜビジネス支援部を選んだのですか?


 
 商品を作るという過程に携わってみたいと思ったからです。
 また、経営について体験しながら学んで、
 実践したいと思ったからです。


−今後、ビジネス支援部でどのようなことをしてみたいですか?

 今年は、ジョグジャカルタ1都市での開催でしたので、
 今度はまた、バリ、ジャカルタ、ジョグジャカルタの
 3都市でプロジェクトを行い、
 都市毎に競争を行ってみたいと考えています。


−話は変わりますが、
 工藤君は「社会起業家」を知っていますか?


 今回、サミットの話があるまでは、
 全く知りませんでした。

 この機会を通して、少し社会起業家について
 調べてみましたが、
 まだまだ、自分にとっては遠い存在のように感じます。


−工藤君自身は、大学卒業後のプランはありますか?


 まだ迷っている最中です。
 ただ、大学で学んだことを活かして、
 社長になれたらとは考えてはいます。
 

−本日は、お忙しい中、本当にありがとうございました! 


※1 ジャワ島中部地震

 2006年5月27日午前5時54分、
 インドネシアのジャワ島中部で発生した地震。


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2009年09月04日

社会起業家インタビュー! 〜NPO法人イーハート  清水 理恵代表理事〜

 「社会起業支援サミット2009 in広島」
 発起人の森です。

 皆さんお待ちかね、社会起業家インタビューのコーナーです!

 今回は「NPO法人 イーハート」の清水 理恵代表理事に、
 インタビューを行いました。


 「NPO法人 イーハート」は、
 サミットの活動プレゼンの参加団体の一つです!

 イーハートでは、
 
 「『人・社会のお役に立つ実践活動』を通じて
 自分自身の『気づき』(存在価値・共生心・自立心など)を発見し、

 これからの現実社会の中で
 『生きていける精神と力』を身につけ、
 社会の一員として役立つような
 人材育成、自立支援・指導を行う」

 というミッション(使命)のもと、

 不登校、引きこもり、ニートを預かる
 「ホームスクール」をはじめ、

 学童保育や、障がい者自立支援コンサートなど、
 
 不登校、引きこもり、ニートの子どもたちに対して、
 様々な活動を行っております。


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団体設立のきっかけ 


−NPOとして活動を始めるに至る経緯を教えて下さい。

 NPOとしてスタートしたのは2008年ですが、
 それ以前に、約7年間ほど、個人塾に勤め、そこに近所の
 不登校や引きこもり、ニートなどの子ども達が遊びにきており
 興味をもったのがきっかけです。

 また、私自身が、10代のころは、
 けっこうやんちゃだったんです。

 ですが、私は、
 高校の時に、先生に救われて、
 その先生の応援もあって、
 短大にまで行くことができました。

 短大を卒業した後、社会に出てみて、
 そうした立場で、若い人を見ていると、
 若い人の中で、親や社会に見放された人々と、
 自分自身の当時が、色々と重なってきて……

 「そんな若い人をほっておけない!」

 こうした気持ちの高まりが、
 イーハートの原点なのだと思っています。


−NPOとして、法人を立ち上げようと思われたきっかけは?


 「個人で活動するのと、法人で活動するのとは、
  社会の見方、信用度が違ってくる」


 という意見もあって、
 NPO法人を立ち上げることにしました。

 私は、NPO法人とは、行政組織でもなく、
 かといって営利組織でもない、
 その中間にある組織形態だと考えています。

 ただ、営利組織ではないといっても、
 対価を得てはいけないということではなく、
 事業を行うための対価を頂くことは、
 必要なことだと思うのです。


 対価という点で考えると、
 「ボランティア」という言葉も、
 本来は「志願兵」という意味合いがあります。

 つまり「自分の意志で進んで行う」
 という点が重要なのであって、
 決して「ボランティア=無償、タダ」
 というわけではないのです。

 私たちも、子どもたちと一緒に、
 自立した活動を目指しています。


現在の活動について


−具体的に、不登校、引きこもり、ニートの子どもたちに対して、
 どのような活動を行っておられますか?


 
 週に2回、子どもたちはスクールに通い
 「人の役に立つ活動」として公園のトイレ磨きを行いや、
 カラーセラピーでの心のケアや
 料理を作ったり、
 野外活動を行ったりすることで、

 周りの環境に順応できる「強い精神」を、
 身につけてもらうことを目指しています。

 
 同時に、子どもたちには、将来のために
 「履歴書に書ける資格」をとってもらう
 勉強を行っています。

 たとえば、漢検です。
 こうした資格を取得することは、
 子どもたちに自信を持ってもらう意味でも役立ちます。

 ちなみに、ここに来る子どもたちは、
 もともと頭のいい子どもたちが多いです。


−子どもたちの募集は、どのように行っているのですか?

 主に、ホームページと、クチコミです。


−子どもたちが、ホームページやクチコミでやってくる?


 それは、100%ありません。
 保護者の方が、連れてこられます。
 保護者の方が「自分の子どもを何とかしたい」と
 思われるので、私たちにコンタクトをとってくるのです。

 実際のところ、
 子どもが不登校や引きこもりに陥っていても、
 子どもを放置している親もいます。

 そうした意味では、親が一生懸命にならないと、
 子どもは変わらないといえます。

 私たちは、私たちを訪ねてくる保護者の
 その気持ちをくみとって、
 子どもたちのために、全力で活動を行っています。
 

今後の活動方針について


−今後は、どのような活動を目指されていますか?

 まず、来年度からの活動についてですが、

 「人・社会に役立つ活動」をテーマに、
 様々な活動に取り組んでいきたいと思っています。

 @発展途上国支援(カンボジア)

 A障がい者支援

 ・「作業所で広島土産を制作、販売を生徒達、
  販売先を外国人とする小売業」角田雑貨店

・「作業所と企業をつなぐコーディネーター業
   『お互い様プロジェクト』」Brige Link
 

 @Aともに、豊かな日本に育ち、
 五体満足に生まれてきたにも拘らず、
 「甘え」「ワガママ」の中で育った子ども達の
 価値観を変える。という目的があります。


 また、心と体の鍛練という点での、富士山登頂。

 あとは、宮島の清掃や、
 原爆ドームでの英語ガイドにも、
 子どもたちと一緒に挑戦したいと考えます。

 1つの取組みを各自が責任をもち達成させることで、
 自分の将来にむけてそれが大きな財産になる。


 そして、将来は、
 現状の8人規模のスクールから、
 50人が余裕で入るスクールを作りたい。
 
 スクールは、純和風で、いろりと土間がある学校。
 しかも、広島市内に作りたい。



−他の条件からすると、相当な田舎をイメージしたのですが、
 なぜ、広島市内なのですか?


 私は、子どもたちが自立していけることを目指しています。
 そして「自立」とは、
 すなわち「稼ぐこと」だと考えています。

 私自身は、田舎で稼いでいくことは、
 現状では難しいと考えています。
 そうした意味でも、スクールが都会から隔絶することなく、
 都会との接点を持てることは重要だと考えています。

 そして、スクールの子どもたちを、
 日本を担うリーダーにしていきたいのです。
 そのためには、自分が生まれた国である日本を、
 好きになってほしいと思うのです。
 その土台の上で、世界に羽ばたいてほしい。


大変と感じたことは「ない」


−これまで活動されてきて、大変だと感じたことはありますか?

 ないです。

 私自身、若いときに色々と大変だったことが多かったので、
 今、活動を通して大変だと感じることがないですね。
 様々な大変なことに対する免疫がついたのでしょう。

 これまで、子どもたちが事件を起こしたりとかは、
 もちろんありました。
 それで各方面に謝りに行ったりなどもしました。
 ただ、それを大変だと感じたことはないです。


現在、困っていることは?


−現在、活動している上で、困っていることはありますか?

 お金の面で、困ることは多いです。
 活動を広げるための資金を、どのように捻出するか。
 
 現在、月謝を頂いていますが、
 今後、子どもたちの親が経済的に苦しい事態も
 広がってくることを考えると、
 月謝以外の資金源も確保しなければなりません。

 スタッフは、専属スタッフが1名と、
 ボランティアで10人ほどといったところです。
 スタッフ不足を感じたことは、
 現状ではあまりありません。

 私は、スタッフに求めるものとして、
 「本当の意味での自立」がわかっているかどうかを、
 重視しています。

 それは、組織や誰かに依存しすぎないこと。
 ですので、働きながら頑張っていこうとしているか、
 勉強しながら頑張っていこうとしているか、
 そうしたものを重視したいと考えています。

 余談ですが、私は「自立」を考えるボーダーラインを
 「20歳」においています。

 20歳までは、働かなくても許されますが、
 20際以上は、自立して働かないといけない。
 (大学生は別ですが)


 これは、スタッフやスクールの子どもたち関係なく、
 一律にあてはめています。
 スクールの子どもたちも、20歳を超えたら、
 何らかの形で働いてもらうようにしています。

 五体健康である限り、
 どんなに心のトラウマを抱えていても、
 それでも何らかの形で働いて、
 対価を稼ぐようにしないといけない。

 そうしないと、「お金を稼ぐ」ということに対する
 感謝の気持ちは生まれないのです。
 

最後に


−最後に、このインタビューを読んでいる皆さんへの
 メッセージをお願いします。


 
 この「社会起業支援サミット2009」には、
 若い人が関心を持っているそうですが、
 
 まず、大学生などの若い人に対しては、

 「約束は守れ!」

 と言いたい。


 以前、大学生から
 「イーハートにボランティアとして関わりたい」

 ということで連絡があったので、
 アポの時間をとって待っていたのですが、
 結局来なかった、ということがありました。

 事情があったのなら、連絡すべきですし、
 嫌になったのなら、その旨伝えることが必要です。

 自分の間違いを、きちんと認めて謝ることは、
 非常に重要です。


 あと、イーハートの活動は、
 一般的には「フリースクール」と呼ばれていますが、
 こうしたフリースクールに関心のある人が、
 増えているように思います。
 
 特に、学校の教員を退職後に、
 フリースクールを行っている人が、
 増えていますが、

 こうした方々の多くは、
 子どもたちが来るのを、ただ待っている。
 そんなケースが多いです。

 実際のところ、フリースクールには、
 子どもたちは100%やって来ません。
 電話1本あれば、こちらから出向かないといけない。
 
 そうした意味では、フットワークの軽さが必要です。
 それ以上に、子どもたちの全てを受け止めるだけの
 「覚悟」が問われます。



 そして、1番必要なことは、
 保護者自身の「自己成長」です。
 
 本当に大切なことはなにか?
 もう一度再確認する必要があります。
 我が子のことを心から受け止めていますか?


   
 
−本日は、お忙しい中、本当にありがとうございました! 

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2009年08月24日

社会起業家インタビュー! 〜from grassroots広島  平尾順平代表〜

「社会起業支援サミット2009 in広島」
 発起人の森です。

 皆さんお待ちかね、社会起業家インタビューのコーナーです!

 今回は、「from grassroots広島」の平尾順平代表に
 インタビューを行いました。


http://from-grassroots.com/

 from grassroots広島は、
 サミット当日には
 メインイベント(記事後半に詳細)と重なって、
 サミットへの参加はできませんでしたが、

 環境問題、平和、若者の社会参加など、
 市民の立場から情報発信をして、
 広島を持続可能な社会の
 モデル都市とすることを目指して、

 環境への様々な取り組みを行っております。

 中でも、イベントで使用される食器を、
 従来の使い捨て食器から、
 リユース食器に変えていく
 
 「Reuse Project」を、現在中心的に行っています。

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■『不都合な真実』から、真実を変える
「from grassroots広島」誕生



−平尾代表が「from grassroots広島」を
 立ち上げるに至ったきっかけは?



きっかけは、「Live Earth」というイベントです。

 Live Earth(ライヴ・アース)は、
 地球温暖化防止活動を促進するために開催された
 世界規模のチャリティーコンサートなのですが、

 私個人は、そうした一連のイベントの情報を通して、
 環境にちょっと関心を持つようになって、

 Live Earthの中心メンバーでもあった、
 元アメリカ合衆国副大統領のアル・ゴアがつくった
 ドキュメンタリー映画「不都合な真実」を、
 東広島市の西条町で観に行きました。

untitled.bmp


−なぜ、西条まで観に行ったのですか?

 広島市での上映は、すでに終了していたからです。
 当時の情報によると、
 広島市内でも一度上映はされたのだけど、
 お客さんの入りはそれほど多くなかったとのことでした。

 映画を観て感じたのは、

 「ゼヒ多くの方にこの映画をみてもらって
  これからの社会の在り方について
  一緒に考えたい」


 ということです。

 それで、「『不都合な真実』を広島で観る会」という団体を、
 有志で立ち上げ、

 2007年9月には、広島市で上映することができました。

−その「『不都合な真実』を広島で観る会」が、
 「from grassroots広島」の前身になっているのですか?



 その通りです。

 映画上映後、
「環境問題にとどまらず、
 私たちの社会に関する課題や問題に
 深く関わっていきたい」

 という思いが強くなり、
 一緒に上映会を開催したメンバーとともに、
 「from grassroots広島」立ち上げました。
 

■誕生後数年で、多くの若いスタッフが集まった秘訣は?


−2007年に誕生した「from grassroots広島」ですが、
 現在、スタッフはどれだけ集まっていますか?



 そうですね。現在は、全メンバー合計で、
 82、3人ほどがメンバーになっています。

 といっても、中心的に活動しているのは
 10人〜20人くらいでしょうか。
 あとは、イベントの当日などに
 スタッフとして参加したりしています。

−それにしても、団体の立ち上げ数年で、
 これだけメンバーが広がった、というのは驚きです。
 どのようにして、メンバーの募集を行ってきたのですか?


 まず、NPO法人とは違って、
 私たちの団体の場合、
 会費も無ければ改まったルール会則もなし。
 組織的にはかなり「ゆるい」構成になっています。

 これは、どちらかというと
 「組織化」よりも、「ムーブメント化」を
 目指したいという想いからです。

 また、私たちの場合、積極的な勧誘は行っていません。

 私自身もそうですが、若い人の場合、
 一生懸命に勧誘しようとすると、
 逆に引いてしまうことが多いので、

 「来るもの拒まず、去る者追わず」というスタンスが
 若い人にはいいのかなと思っています。


−「ライトな所属意識」といったところかもしれませんね。
 では、どうやって団体を紹介しているんですか?



 メンバーによるクチコミでの広がりがメインです。

 また、イベントに参加して「面白かった」という人に、
 今後のイベントなどの紹介を継続的にしていく。
 その人から、また輪が広がっていく。

 そうやって、人が増えていきました。


■メインプロジェクト「Reuse Project」


−現在、「from grassroots広島」で行っている
 メインプロジェクトは?


 
 「from grassroots広島」では、
 さまざまなプロジェクトを行っているのですが、

 今の段階でメインとなっているのは「Reuse Project」です。

 あと、商店街で農家の方の直送野菜を販売する
 「朝市プロジェクト」も、
 軸となるプロジェクトの一つといえます。

 クリスマス直前の休日には、
 サンタ姿でごみを拾う「Santa Project」なども
 行っています。


−メインとなる「Reuse Project」ですが、
 これを始めようと思ったきっかけは?


  
 きっかけは、広島市で11月に行われている、
 「国際交流・協力の日」イベントでした。

 市民団体やNPO法人、また企業などによるブース展示や、
 各国の民芸品のバザーや料理屋台などを行っています。

 従来は、イベントの性格上、
 環境にスポットをあてたものではなかったのですが、

 たまたま、このイベントの実行委員長より、
 声をかけてもらったのをきっかけに、
 この日に何かやってみよう、ということになりました。

 環境についてのパネル展示も行ったのですが、
 料理屋台で使用されている食器が、使い捨て食器だったのを見て、

 「これを、リユース食器にしたら、いいのではないか?」

 と思い立って、試験的に、
 市外、他県の団体から借り受けた食器を使って
 リユース食器を導入しました。
 すると、イベントの協力団体や参加者からの
 好評を得られました。

 その後確認したところ、
 広島で行われている各種イベントでは、
 ゴミの分別までは行われていても、
 リユース食器を使用しているケースは
 あまり見られないとのことで、

 「であれば、イベントの際に、
  リユース食器を貸し出せるようにすればいいのではないか」

 ということで始まったのが、「Reuse Project」です。

 このプロジェクトに、各種助成団体からも、
 助成金を頂くことができまして、
 初期投資もある程度まかなうことが
 できるようになりました。

 さっそく、8月8日、9日に、
 瀬戸田サンセットビーチで行われるビーチフェス
 「FESTA de RAMA」にて、
 Reuse Projectが参加することになりました。


Img_8362_pic.jpg 

 イベントをグリーンでクリーンにする為の
 クリーンボランティアのマネージメントを行いました。

Reuse-wash21.jpg


−「Reuse Project」は、
 今後も継続的な事業として続けていきますか?



 現在、各種イベントで声がかかっていますので、
 まずは、赤字にしないようにしながら、
 継続していきたいと考えています。


−「Reuse Project」の今後の展望は?


 まずは、一連の仕組みを確立する必要が
 あると考えています。

 特に課題となるのが、
 使用した食器の洗浄、及び保管です。

 食器の洗浄、保管も含めた、
 「Reuse Project」の一連の仕組みを、
 衛生面第一に構築。

 その仕組みを、WEBサイトで公開するなどして、
 多くの人たちと共有したいと考えています。

 「我々の食器」ではなく、
 市民みんなの共有財産の一つになればいいなと。

 当面の目標としては、
 マツダスタジアムさんに
 リユース食器を導入して頂きたいですね。

 プロジェクトが軌道に乗ってきたら、
 洗浄業務を請け負って頂く方の雇用の創出にも、
 つなげられたらと思っています。


■現在、困っていることは?


−活動をしていて、
 現時点で困っていることはありますか?


 
 困っているということではありませんが、今後の課題として、
 環境配慮や地球温暖化防止、ということは
 最近広く言われるようになってきている一方で、

 まだまだ私を含めて生活行動レベルにまで
 深く浸透しているというわけではないと思います。

 これを意識レベル、行動レベルで広く共有し、

 「みんなで」より住みよい、
 持続可能な社会、世界を作っていくか、
 ということを考え、動いていけるように
 なったらいいなと思っています。


−最後に一言


 社会起業にしろNPOにしろ、
 東京のほうでは、結構大きい団体も多数ありますが、
 広島では、まだまだ少ないですね。

 一般的な概念として
「ボランティア=無償」という構図が出来上がっており、

 我々も「なんでボランティアなのに
 お金(入場料や使用料等々)を
 払わなきゃならないの?」

 といったコメントを頂く場面がよくあります。

 事業を責任もって継続、運営していくためには、
 それに費用がかかることは、
 今の社会においては仕方のないことなのですが、

 それを言葉で伝えるよりも、
 我々の方がお金を頂けるだけの仕事をする
 「プロ」として成長していくことも
 同時に大切であると考えています。

 そのために僕ら自身が認めて頂けるに値する
 活動、成果を出していくことが
 必須であると思います。


−本日は、お忙しい中、本当にありがとうございました! 

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