「ひろしま社会起業支援サミット2010」
を開催しました!

・日時:2010年6月27日(日)
・場所:広島経済大学 立町キャンパス
 (市電「立町」からすぐ)

・参加費:無料

 当日の様子等がわかる「事業報告書」はこちらから!
hiroshimasocialsummit2010_report.pdf

2009年10月28日

社会起業家インタビュー! 〜ワーカーズコープ ぱーちぇ〜

 「社会起業支援サミット2009 in広島」
 発起人の森です。

 皆さんお待ちかね、
 社会起業家インタビューのコーナーです!

 今回は「ワーカーズコープ・ぱーちぇ」に、
 インタビューを行いました。


 「ワーカーズコープ・ぱーちぇ」は、
 サミットの活動プレゼンの参加団体の一つです!

Dsc00149_pic.jpg
 

 ワーカーズコープとは、

 「働く人々・市民がみんなで出資し、
  民主的に経営し、責任を分かち合って、
  人と地域に役立つ仕事を起こす協同組合」
 

 のことです。

 ぱーちぇは、ワーカーズコープの一つとして、

 「こころに寄り添う介護」をめざして、

 有志で出資しあって、誕生しています。
 


------------------------------------------------------------

■団体設立のきっかけ 


−ワーカーズコープという形式で、団体を立ち上げようと思われた
 きっかけは何だったのですか?



 ワーカーズコープの各事業をサポートする事業部として、

 「日本労働者協同組合(ワーカーズコープ)連合会
  センター事業部(以下、「センター事業部」)」

 という組織があるのですが、
 センター事業部主催で、ヘルパー講座があり、
 そこに参加していたのがきっかけです。

 ヘルパー講座の中に「仕事起こし講座」というものがあり、
 その講座を受講することによって、

 ワーカーズコープとして団体を設立していくことになります。


−「仕事起こし」とは、どのようなものですか?


 ワーカーズコープでは、有志が集まって事業を立ち上げていく事を
 「仕事起こし」と呼んでいます。

 私が受講した、仕事起こし講座は、
 ヘルパーとして、事業所をどのように立ち上げたらよいかを、
 東京から専門家をお呼びして、講座を行っていました。

 仕事起こし講座を通して、
 私たちは事業所を立ち上げる方法論を学び、
 有志5人が集まって、「ワーカーズコープ・ぱーちぇ」を
 立ち上げました。

 最初は、事業として、
 創立メンバーのご両親が持っていた家を使用しました。


−有志でお金を出し合って、仕事をおこしていくとのことですが、
 メンバーへの給与は、最初の方はたいへんだったのでは?



 仕事を起こしてすぐのころは、
 軌道に乗るまではボランティアになります。

 ただ、大体3ヵ月後には、お金も入ってくるようになり、
 事業として運営していくことができるようになります。


■ぱーちぇの事業について 〜地域交流館としてお好み焼き屋も〜


−ぱーちぇの活動の面白い点として、
 訪問介護やデイサービスといった、通常の介護事業に加え、
 「地域交流館・お好み焼きぱーちぇ」というお好み焼き屋も
 始めているのですが、
 なぜ、お好み焼き屋を始めようと思ったのですか?


 
 最初は、訪問介護から始めていったのですが、
 介護を受けられるお年寄りの方に、
 いろいろと話を聞いていると、

 介護を受ける時だけは起きていて、
 それ以外には寝ている事がわかりました。

 ただ、普段から外に出ないようにしていると、
 ますます体が悪くなってしまうので、
 訪問介護にあわせて、デイサービスも始めました。

 デイサービスをはじめてしばらくすると、
 地域のお年寄りの方たちが、
 気軽に集まって交流できる場所が、
 必要なのではないかと感じるようになり、

 地域交流館・兼お好み焼き屋を始める事になったのです。


−地域交流館・兼お好み焼き屋は、
 ぱーちぇスタッフが兼任しているのですか?



 はい、スタッフが兼任で運営しています。


−地域交流館をはじめてみて、地域のお年寄りの皆様方に、
 変化はありましたか?



 お年寄りのご夫婦で、奥様が要介護状態のご主人が、
 夜になるとビールを飲みに来られたりして、
 そうした介護疲れのストレスのはけ口になっています。

 介護疲れによる、肉体面、精神面の疲労から、
 自分も介護が必要になっていくケースが多いですので、
 そうした意味で、地域交流館が兼お好み焼き屋で
 よかったと思っています。

 また、交流館として、フラダンスや体操教室なども
 行っています。


−地域交流館の利用者の方は、どれくらいですか?


 現状では、50人ほどが利用されています。
 ただ、お好み焼きのリピーターが少ないので、
 そこが悩みどころではあります。


■ワーカーズコープのよさ、大変さとは?


−ワーカーズコープのよさとは、どのようなものでしょうか?


 通常の雇用関係と違い、ワーカーズコープには
 「雇う、雇われる」という関係がなく、
 みんなが平等であるという点です。

 雇う側の意見や理念に従うのではなく、
 みんなの意見が、即反映できる。

 それが、ワーカーズコープの良さであると、
 私は考えています。


−みんなの意見が即反映されるということは、裏返せば
 メンバー間で意見が対立した時には、
 権力を使っての統制ができないことを意味すると思われます。
 ぱーちぇでは、意見が対立しないように、
 何か工夫を行っておられるのですか?



 いえ、意見はよく対立しています。


−では、そのような時は、どうしているのですか?


 意見が対立したら、
 とりあえずその場はお開きにして、
 また後日話し合うようにします。

 また、会議の前には、
 ワーカーズコープのあり方や理念などをまとめた
 「ワーカーズコープ7つの原則」を読んで、
 常に理念や原則に立ち返って話ができるように
 普段から心がけています。

 そうした努力や心がけの中で、
 メンバー間のよさが見えてきて、
 それぞれのよさを埋めあって、
 団体の運営ができるようになります。


■今後の展望


−今後の活動の展望はありますか?


 ワーカーズコープの原点「仕事おこし」の考えからすると、
 いかに多くの雇用を生み出せるかを、考えていかないといけないと
 思わされています。

 例えば、失業者や障がいがあって仕事ができない人。
 そうした人たちに、どのように雇用を生み出していくのか。

 また、夫婦ともに要介護で、子どもには障がいがある家庭、
 障がいがあって一人で暮らしている人、
 さらには年金額が少なかったり、家族間の介護力がない家庭、
 そうした人たちに、どのような支え、ないし雇用を生み出せるか。

 そのためにも、人と人とのつながりを作る、
 つながりを生み出す場所を作る。
 こうした取り組みが必要だと考えています。

 日本人は「人様に迷惑をかけたくない」価値観で、
 自分ひとりで抱え込んでいこうとしがちですが、
 そうではなく、地域間の「きずな」を、
 どのように作っていく事ができるのか。
 そこに、新しい雇用の形があるのではないかと
 考えています。

 「こころに寄り添う介護をします」
 
 これは、私たちぱーちぇのモットーですが、
 こころに寄り添っていく事で、
 つながりを生み出していく仕事を、今後も行っていきたいですね。


■困っていること


−現時点で、困っている事はありますか?


 スタッフ面での大変さがあります。

 障がいを持った方を運んだり、ケアできる
 専門スタッフの育成、

 それ以前に、どこでもそうなのですが、
 介護に対する国の報酬の低さがあります。

 また、お好み焼きの売り上げも、もう少し伸ばしたいのですが。
 特にリピーターを、もう少し増やしたいですね。
 地域交流館として、お年寄りや、障がい者中心に、
 何とかリピーターを増やせないか。

 そうした悩みはあります。


 
−本日は、お忙しい中、本当にありがとうございました! 

------------------------------------------------------------

 

2009年10月21日

社会起業家インタビュー! 〜NPOコーチズ 兒玉宏・代表理事〜

「社会起業支援サミット2009 in広島」
 発起人の森です。

 皆さんお待ちかね、社会起業家インタビューのコーナーです!

 今回は、主に高齢者の健康増進と体力向上に取り組む、
 「NPOコーチズ」の兒玉宏・代表理事に、
 インタビューを行いました。


 http://www.npo-coaches.org/

 コーチズは、サミットの活動プレゼンの参加団体の一つです!

Dsc00011_pic.jpg


------------------------------------------------------------

−コーチズという団体を立ち上げられたきっかけを教えて下さい


 現在は、主に高齢者の健康増進と体力向上を
 メインに取り組んでいますが、
 
 最初は、有志のスポーツマンが集まって、
 コーチの集まり=コーチズとして、
 何かできないかと思ったのがきっかけです。

 それで、地域に出て行ったのですが、
 そこで、高齢者をとりまく問題の大きさに、
 直面したのです。

 たとえば、スポーツ指導者として、
 介護施設から依頼があって、
 施設を訪問すると、

 そこには、重度、軽度の様々なお年寄りがおられて、
 身体的にも様々な苦労をされている風景が、
 飛び込んでくるわけです。

 「自分も、将来はああなるのだろうか?」
 「うちの親は、将来どうなるのだろうか?」

 そんなことを、まざまざと思わされました。

 そして、そんな実感を持った中で、
 日本の人口ピラミッドの現状を見ると、
 
 「この高齢者問題は、非常に深刻な問題である」

 それが、強い実感となって、
 自分の中に飛び込んできました。

Dsc00013_pic.jpg


 人口ピラミッドを見ると、
 真ん中が太く、下の方が細くなっているでしょう?
 下の方は、今の10代、20代です。
 真ん中の太い部分は、現在の50、60代です。

 これが20年もすると、
 今の若い世代が、相当数のお年寄りを支える、
 そんな構造になるわけです。

 今の若い世代が大変になるのはもちろんですが、
 深刻なのは、将来のお年寄りをケアする人口が、
 絶対的に不足することです。

 現状でも、
 一人暮らしのお年寄り、寝たきりのお年寄りが、
 身の回りにはたくさんいます。

 普段、街を眺めていると、
 その現状が見えにくいだけです。

 自己資産の蓄えが相当あるお年寄りであれば、
 手厚い介護を受けることができるのですが、
 それは全体の2〜3割にすぎません。

 多くのお年寄りは、年金生活で細々と生活している。
 そのような方々が寝たきりになってしまうと、
 誰がその方々をケアしていけるのか?

 そう考えると、私は、将来は、
 高齢者の自殺率が増えていってしまうのではないかと
 危惧しています。


 私たちは、そうした人たちに活力を与える、
 まずは、自分の家から外に出て行けるだけの
 健康と体力を持って頂くことが、
 コーチの集まりとしての私たちの役割であると、
 強く実感しています。


■主な事業 〜健康教室とその指導者養成〜


−では、高齢者たちに、自分の家から外に出て行けるだけの、
 健康と体力を持って頂くために、
 どのような事業を行っていますか?



 メインは、健康教室になります。

 スポーツコーチとしての経験と、
 これまでの実績を元に、
 
 集まる高齢者の体力や状態に応じた、
 様々な健康教室を実施しております。

 中でも、私たちが健康増進のために、
 独自に考え出した、

 「ガンバルーン」という器具を使用した、
 ガンバルーン体操が、非常に好評をいただいております。

 健康教室の運営費用は、主に行政、自治体、
 あるいは地域の老人会等から、
 頂いております。

 また、健康教室の運営費用を補填するため、
 それ以上に、より多くの地域で、
 健康教室を開催できるだけの人材を育成するために、
 指導者養成講座を開催しています。

この指導者養成講座を通して、
 いかに私たちの理念と技能を持った指導者を、
 多く輩出できるかが、最も重要なミッションであると、
 私は考えています。

 その甲斐あって、これまで全国から講座参加者から、
 約2000人あまりの卒業生を輩出し、

 コーチズグループも、NPO法人格としては
 鹿児島、佐賀、大阪、島根の4都道府県、
 任意団体としては10の都道府県で、
 広がりを見せています。
 
 
■株式会社としての事業 〜器具販売と介護保険認定調査〜


 なお、私たちの事業として、
 他にも健康増進器具の販売があります。

 代表的なのが、先ほどもお話しした
 「ガンバルーン」ですね。

 あとは、ガンバルーンの使い方等の、
 一連のテキスト販売も事業に入ります。


−その「ガンバルーン」というのは、どのような器具なのですか?


 このような器具になります。

 
Dsc00009_pic.jpg


−空気が抜けて、ボールがひしゃげていますが?

 ガンバルーンは、
 わざと空気をゆるくしておくのがミソなのです。

 こうすることで、高齢者の方が、
 ボールをつかむことができるようになります。

 ボールをつかむ、動かす、転がす。
 こうした一連の動作が、
 ガンバルーン体操の要になるのです。

 これが、バスケットボールやサッカーボールであれば、
 高齢者は確実につかめません。

 では、風船ではどうかというと、
 割れてしまう危険性が大です。


−ガンバルーンは、どのようにして開発、製造されたのですか?


 最初は、サッカーボールやバスケットボールで世界的に有名な、
 株式会社モルテンに、開発製造をお願いしました。

 私どもの事務所から、モルテンの事務所は、
 歩いて数分の距離ですので、交渉に行くのも楽でした。

 モルテンの担当者の方は、
 ガンバルーンの話を聞いて、
 最初は非常に困惑してましたね。

 「いかにして空気圧、ボールのバウンド、飛距離を高めるか」

 これを世界レベルで追求している会社に、

 「空気があまり入ってなくて、あまりバウンドしない、
  手でつかめるボール」

 そんな相反するボールの開発をお願いしているわけですから(笑)

 それ以上に、モルテンの方にとっては、

 「高齢者は、ボールを買わない。
  買ったとしても、孫へのプレゼントだろう」

 ということで、完全に高齢者に対して、
 これまで事業の対象にされていなかったのです。

 それでも、モルテンの担当者に、
 介護の現場につきあって頂き、
 現場の様子を生で見て頂く中で、
 ガンバルーンの製造開発に取りかかりました。

 ただ、モルテンさんはやはり大企業ですから、
 細かいボールの微調整やら、コストの問題とかで、
 継続的な製造が難しくなっていきました。

 そこで、私の友人が中国で事業をしていたコネを使って、
 中国の工場で、ガンバルーンの製造を行うことにしました。

 そして、ガンバルーンの製造販売を拡大するために、
 NPOとは別に、「株式会社コーチズ・インターナショナル」という、
 株式会社を別に立ち上げました。

 現在、この株式会社では、
 ガンバルーンの製造販売が、売り上げの多くを占めています。


−では、残りは、どのようにして利益をあげているのですか?


 残りは、介護保険の認定調査(※1)を行うための、
 調査員派遣事業を行っています。

 元来、介護保険の認定調査は、
 市町村がメインに行っていますが、

 「株式会社コーチズ・インターナショナル」で、
 調査員のアウトソーシングを引き受けているのです。 
 

■事業の立ち上げ時が一番大変


−これまで様々な活動をされてきた中で、一番大変だったことは?


 なんといっても、最初にガンバルーンを作ったときが、
 一番大変でしたね。

 何が大変だったかというと、やはり資金不足です。

 当時、NPOに多額のお金を融資してくれる制度は、
 存在していませんでしたので、
 どうやって資金を確保するかで、相当苦労しました。
 今は、時代もだいぶ変わってきて、
 NPO向けの融資制度も、以前より充実していますが。

 それで、どうしたかというと、
 株式会社を作ったわけです。
 株式会社なら、公的機関の融資も受けやすくなります。

 また、介護保険の認定調査も、
 スポーツ指導のプロとはまた別のスキルが必要ですから、
 調査員の人材育成、また人件費も、
 最初のうちは大変でした。


■NPOに対する意識の変化

 
 ガンバルーンの製造、販売をはじめたとき、

「NPOは非営利団体なのに、
 なんで物品の製造、販売をやっているのか」

 という声が、周囲からは強く出ていました。

 当時は「NPO=お金を儲けてはいけない」
 という意識が、世間一般の中で、今よりも強かったですね。

 それで、物品の製造販売というハード面は株式会社で、
 建造増進、指導者養成プログラムなどのサービス、
 つまりソフト面はNPOで、

 そのような区分けをしたところ、
 コーチズ内部もすっきりしましたね。

−それまでは、コーチズ内部も
 すっきりしていなかったということですか?



 そうですね。

 コーチズのメンバーの声としても、

「なんで、自分たちが物品の製造販売という、
 金儲け事業をやっているんだろう?」

 という声が強かったのです。

 私自身は、コーチズを始めたときから、

「コーチズを、NPOとして以上に、
 ベンチャーとして、いかに儲けを生み出していくか」

 という思いが強かったので、
   
 高齢者の健康増進という「ミッション」と、
 様々な事業を行う「ビジネス感覚」は、
 両者が整合性がとれていたのですが、

 この整合性がとれていない人たちが、
 NPO関係者の中には多いことも事実です。

 ただ、現在は、この整合性を取って活動する存在としての
 「社会起業家」が注目されようとしています。

 また、社会起業家、ソーシャルビジネスに関して、
 従来ボランティア推進の中核を担ってきた内閣府ではなく、
 経済産業省が中核となって推進しようとしているのも、
 私としては画期的なことだと考えています。


■現在、困っていること


−活動を進める上で、現在困っていることはありますか?


 そうですね。活動を通して、高齢者の方と接していると、
 高齢者の様々なニーズが分かってきます。

 今は、逆にその様々なニーズが分かりすぎて、
 全てに対応できないのが、困っているところです。

 メンバーからも、

「こうした事業をやれば、
 あのニーズに対応できるのではないか」

 という声がよく上がってきますが、
 あれもこれも手を広げるわけにはいきません。

 しかし、ニーズは切実に伝わってくる。

 そこに、ジレンマがあります。


−NPOに限らず、社会起業家も、
 ヒト、モノ、カネ、情報、PR等の問題を
 抱えることが多いですが、そのあたりについては?



 最近は、資金繰りも上手く回るようになってきましたし、
 もともと指導者養成等の人材育成プログラムは充実させてますし…

 そう考えると、PRがもっとできるといいですね。
 全国規模で。

 将来は、47都道府県全てで、
 コーチズグループが活躍できるようになるのが、
 私たちの将来の夢ですので。



−本日は、お忙しい中、本当にありがとうございました!
 

※1:介護保険の認定調査

 要介護認定の元になる認定調査を行うこと。
 高齢者の自宅や入所中の施設、入院中の病院等を訪問し、
 調査項目に従って、心身の状態についての聞き取り、
 確認等を行い、調査票にまとめる


------------------------------------------------------------

2009年10月05日

社会起業家インタビュー! 〜ショッピングモールシスターズ(SmS)〜

 「社会起業支援サミット2009 in広島」発起人の森です。
 皆さんお待ちかね、社会起業家インタビューのコーナーです!

 今回は、広島修道大学の学生たちが
 中心となって運営している、

 「ショッピングモールシスターズ(SmS)」のメンバーたちに、
 インタビューを行いました。


 「ショッピングモールシスターズ(SmS)」は、
 サミットの活動プレゼンの参加団体の一つです!

Dsc01176_pic.jpg


 広島市中心部にある、
広島本通商店街のさらなる活性化をめざして、
 商店街の清掃、違法自転車の注意、
 商店街を訪れるお客様へバルーンや飴を配るイベントや、

 三ヶ月に一度、
 長時間の歩行・買い物が困難な高齢者の方に
 車椅子を利用しての買い物サポートを行う
 「タウンモビリティ」、

 三ヶ月に一度のフリーペーパー
 「本通TIMES」の発行など、

 サークルやボランティアとは違い
 学生企業として責任を持って活動を行っています。

---------------------------------------------------------

■団体設立のきっかけについて


−「ショッピングモールシスターズ(以下SmS)」という団体を
 立ち上げられた、きっかけ、経緯について教えて下さい。



 SmSは、2003年に始まったと聞いています。
 私は、初代から数えて5代目の代表になります。
 先輩方から伺った話によると、
 広島修道大学の「起業家精神養成講座」
 という授業から生まれたそうです。

 本通商店街側でも、
 「若者を中心とした商店街の活性化」が
 ニーズとしてあげられており、

 大学側と、商店街側のニーズが
 マッチした形でスタートしていきました。


−代表ご自身が、SmSに入られたきっかけは?

 私自身がSmSに入ったのは、
 私が大学1年のとき。

 あれは12月の寒い時期だったことを覚えています。

 大学に入ったころから

 「何かがしたい、けど何かって?」
 と考えて過ごしてきました

 そんな中、「映像で学ぶ企業経営」という授業で、
 川名和美先生から、SmSについて、紹介を受けました。
 そこから、私とSmSとの関わりが、始まっていったのです。


−SmSに入って、どう感じましたか?

 SmSについての話を聞いて、
 最初は「ボランティア」だと思いましたが、

「これは、ボランティアでなく企業なのだ」

 と考えを改めさせられました。


−考えを改めさせられたきっかけは?

 SmSに入ってすぐに、先輩方から事業の引継があって、
 フリーペーパー「本通TIMES」を
 作り始めることになったことです。

 自分たちで企画書を作って、
 自分たちでお店の方へのアポイントをとって、
 自分たちで記事を作っていく。

 その点で、ボランティアとは、
 一線を画した活動ができたと感じています。


−印刷代から何から全てを、広告でまかなっているのですか?

 印刷代などは、本通商店街側から、資金を頂いています。
 広告をとるために色々なところへ足を運び奮闘しています。


−広告取りを通して、印象に残っている出来事は?

 お店の方にアポイントをとってお会いしに行くのですが、
 お店の方の中には、
 アポイントを取ったことを覚えておらず、

 「あれ? 今日だったっけ?」と
 言われたことがありました。

 私はその時、

「お店の方は、日々本当に忙しく過ごされているんだな」

 と感じました。

 また逆に、アポイントの時間に
 厳密な方もおられました。

 様々なお店の方との出会いを通して、
 時間の大切さについて考えされられました。


■タウンモビリティについて


−SmSでは、活動の一環として
 タウンモビリティを行っているとのことですが、
 タウンモビリティというと、
 電動スクーターを用いることが多いと伺いましたが、
 SmSでは、電動スクーターを用いているのですか?


 私たちは、電動スクーターは用いていません。
 まだまだ電動スクーターを用いることができる
 状況にまでは達していないのが現状です。
 電動スクーターは、購入費、維持費がかかりますので。

 現状では、私たちで車いすを押して、
 タウンモビリティを行っています。
 ただ、来年度からは、
 電動スクーターを用いたいという希望はあります。


−そもそも、なぜタウンモビリティを
 始めようと思われたのですか?


 最初にSmSでタウンモビリティを始めたのは、
 2代目代表のころと伺っています。

 その当時の資料が残っていて、
 タウンモビリティの進め方について、
 ある程度データが蓄積されていました。

 メンバーの中には、
 福祉的な活動に興味がある子がいたので、
 その子を中心にタウンモビリティに
 取り組んでみることにしました。


−実際にタウンモビリティを行ってみて、
 参加者の皆様の感想はいかがでしたか?


 最初のうちは商店街に出ても、買うものがない、
 また、買いたいものがない、
 という感想が多かったのですが、

 回を重ねるごとに買い物も楽しんでいただけ、
 それ以上に、若い人と交流できて楽しかった、
 という感想が目立ちました。

 私たち学生が活動することで、
 お年寄りの方々が外に出るきっかけになるならば、
 それは一つの成果であると感じます。


−そのほかの、SmSの主な活動としては、
 どのようなものがありますか?


 「とうかさん」や「えびす講」などの
 イベントのお手伝いや、
 ハロウィンやクリスマスなどにイベントを、
 自主的にSmSの広報を兼ねて参加しています。


■SmSメンバーにとって「社会起業家」とは?


−SmSメンバーについて教えてください。

 現在、SmSでは、9人で活動を行っています。
 ほとんどのメンバーが広島修道大学生ですが、
 他の大学からも、数人集まってきています。


−メンバー間の雰囲気は?

 メンバー同士、仲が良く、楽しい雰囲気です。
 こういう活動をしていると、

 「メンバーみんな、明るく積極的」と
 イメージされそうですが、実際は人見知りの子も多く、
 その分この活動をすることで
 自分を成長させているように思えます


−話は変わりますが、SmSの皆さまは
 「社会起業家」をご存じですか?


 話には聞いたことがあります。
 ただ「この人のようになりたい」といった
 理想の人がいるわけではありません。


−「社会起業家」について、
 どのようなイメージをお持ちですか?


 普通の起業家の場合、
 私の中には「破天荒で、はっちゃけている人が多い」
 というイメージなのですが、

 社会起業家の場合だと、
 「物静かな、真面目な人が多い」というイメージです。


−皆さまの身の回り、あるいは皆さま自身の中で、
 社会起業家になりたいという人はいますか?


 修道大学の商学部には、
 あまりそのような人はいないようです。

 私個人としても、現時点では、
 まだ「社会起業家になりたい」という思いは、
 持ちきれずにいます。


■今後の計画について


−今後取り組んでいきたいことについて教えて下さい。

 タウンモビリティについては、
 電動スクーターを導入したいです。

 あとは、本通商店街との交流の一環として、
 商店街青年会との交流を、
 もっと深められないかを検討しているところです。


−現時点で、困っていることはありますか?

 後輩メンバーがいないのが、
 現時点での悩みの種です。

 あとSmSの活動の一環として、
 商店街内を走る自転車を止める活動を
 行っているのですが、

 どう呼びかけるべきか常に悩んでおり、
 注意するのには勇気がいります


−その呼びかけの際、
 ユニフォームは着用していないのですか?


 ユニフォームは、赤いシャツに黒の帽子を着用しています。
 この色の組み合わせは、
 視覚障がい者の方にも、見やすいという利点があります。


−本日は、お忙しい中、本当にありがとうございました!

---------------------------------------------------------

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。